NAUSIKAA号は1月18日現地時間の15時ころにセントヘレナ島を出航!
出航前のKayoチャンからの衛星電話メールとFB投稿を添付する。
・16日、現地時間20時
「児玉さん
 出航はちょっと遅らせて、水曜日に出ることにしました。
昨日は南アフリカで出会った香港人男性4人の乗ったヨットがセントヘレナに到着して、楽しい再会が出来ました。
今日は朝から、インドのネイビーが所有する58フィートのヨットに呼ばれて、ヨット見学とインドのジャーナリストからのビデオインタビュー受けてきました。このヨットはインドから南アフリカのレース経由でここにきているのですが、女性二人のトレーニングが目的なんです。3年のトレーニングの後、彼女たちのどちらかがソロでこの58ftのヨットで世界一周するのが目的だそうです。私にはとてもじゃないけど上げれないメインセールの大きさだけど、彼女たち、どうなんだろう?
その後、私は上陸して、ヨットで世界一周してるアメリカ人夫婦が借りたレンタカーでナポレオンの家やお墓など島内観光。
 明日はホエールシャーク(ジンベイザメ?)と泳げるシュノーケリングツアーに参加します。
というわけで、毎日盛りだくさん。でも、水曜日には絶対出ます!   香代 」

18日、出国手続きのために上陸、Wi-Fi環境のあるImmigration事務所でFaceBookの投稿をしている
写真と動画(ジンベイザメと泳いでいる)を添付されたが動画はupできません

”I had a great time in St Helena. I was invited by Cape to St Helena race people to presentation party at the beautiful governor house (Plantation House).
Tour around the island with Mark & Suzan from SV Erie Spirit.
Then the highlight was snorkelling with a whale shark! Also it was wonderful to catching up with Rex and crew from Always Saturday, and meeting new people, including Indian Navy yacht Tarini.
But I’m leaving today, and heading to Grenada. 3800 nautical miles. Expecting 38 days sailing.”

(翻訳アプリ)
私はセントヘレナで素晴らしい時間を過ごしました。ケープからセントヘレナのレースの人々を美しい知事の家(プランテーションハウス)でのプレゼンテーションパーティーに招待されました。
SV Erie SpiritのMark & Suzanと一緒に島を巡ります。
その後、ハイライトはジンベイザメとのシュノーケリングでした!
また、オールウェイズサタデーのレックスと乗組員と合流、インド海軍のヨットタリーニを含む新しい人々に会うのは素晴らしかったです。
しかし、私は今日出発し、グレナダに向かいます。3800海里。38日間の航海を予定しています。」

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Plantation HouseでのAfter Party

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ナポレオンの居住跡:Longwood House

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St.ジェームス教会

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Indian Navy yacht TARINI号:58ft Sloop

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Harbor office

・18日、現地時間15時ころ、セントヘレナ島を出航!
Trackingを追うと、10~12ktのSEの追い風に乗って4-5ktでSailing中だ!
・・・・・Bon Voyage!!

・20日、Kayoチャンからのメールでは、18日の出航前にインド海軍のヨット艇長の計らいでケープタウンから来ているメンテ業者を連れてきてNAUSIKAA号のAuto pilot を見てもらったが、結局直らずに諦めて15:30にセントヘレナ島を出航したとのこと。
風は真追って!
ジャイブを繰り返しながら上手くSailingしていると思われるが、ジブではシートを引き込むときに風がはらんでジブがワイングラス状態になり、セールのUVカバーの部分を痛めてしまったとのことで、より小さいヤンキージブを張っているのでスピードが出ないと悩んでいる!
リーチングの風で艇速は3.5~4ktだが安全なSailingを楽しんでほしい!

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・21日、朝からは思い切って1Pon MainとFull Jibの観音開きでSailing!
6㏏で走れると 喜んでいたが、ワイルドジャイブには注意してほしい!

その後、順調に風に乗って快走している、向かう方向はアセッション島!?
アセッション島:イギリス領、人口約800人、ウミガメの産卵地として有名、長い滑走路がありスペースシャトルの緊急避難基地の一つ、米軍のミサイル発射基地もある。

・24日朝(現地)Kayoチャンからの衛星回線メール
「おはようございます。
 アセッション島に行く予定はないのに、島に向かって行ってて私もちょっと不安になってたんですが、島の南、南緯11°ぐらいに西へ流れる海流があって、ようやくそれに乗れたようです。
日曜日にジャイブしてスタボードタックで走ってるのですが、(ジャイブ早すぎた。月曜日にするべきだった)今日から23日は風が少し東寄りになるので、しばらくはこのままで行こうと思ってます。
メインワンポイントリーフとジブは少しファールしてポール出してます。
スピードは5‐6㏏ぐらいでハッピーです。
 アセッション島、スペースシャトルの緊急避難できるんだったら、ヨットの緊急避難もできるかな?
セントヘレナも、アセッションも入る時には個人の保険に入ってることが義務です。
何かあった時、島の病院で手に負えなかったら搬送が高くつくので。それから、どちらの島もイギリス領土なんですが、アセッションへは何故かビザが必要。
 セントヘレナ物価高かったです。それに小さなスーパーがいくつかあるんですが、野菜果物はほぼ無し。(じゃがいもと玉ねぎ、りんごが少しあるくらい)卵や乳製品はなかったです。」

 ・25日、日本列島はこの冬最大の大寒波が襲来!
西宮でも積雪は15mmだ!
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童心に帰って雪だるまを作った!
NAUSIKAA号は南緯10度を北上中、もうすぐ赤道無風帯に入る。
暑いだろうな~
水の補給が心配だったが、
Kayoチャンからメールでは
「赤道が近づくにつれ、夜でも暖かくなってきました。風があるので、それほど暑く感じません。
セントヘレナではポリタンで水の補給ができました。ナウシカの200Lのタンク満タンと60Lポータブル積んできたのでグレナダまで充分だと思います。」
 とのことで安心!
・26日、アセッション島の西方を順調に走っている!
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・28日、NAUSIKAA号はWEST20°を超えて西へ貿易風に上手く乗って順調にSailing中だ!

去年の6月にブリズベーン近くのフレーザー島(砂で出来た世界遺産に島)でのエンジントラブルをぶり返すようなKayoチャンから衛星電話とメールがあった。折しもNHK BSPの「Wild Life/フレーザー島」を見ていた時だ!
ヨットのトラブルはモグラ叩きのごとく、一度発生すると次から次へと出てくる!
落ち着いて、先ずはSailing Firstで安全に走らせるか、停止することだが、安定した貿易風がリーチングで吹いているので、操船はウインドベーンに任せている。

*リモートメンテ開始(西宮ー南大西洋上NAUSIKAA号)
・夜間はバッテリー充電のため数時間エンジンを回しているのだが、排水が出ない!?
インペラの一枚が切れて垂れ下がっていた、新品に交換してしたが、排水が出ない!?
海水ポンプのホースを外して、海水が来ていないので、ストレーナーを点検・異常なし・・・
出口側のホースを外して、かつ吸水側のホースに誘い水を入れてエンジンを回して見るように指示、
今度は勢いよく排出したとのことで、全てのホースを組み直して、再始動を試みたが・・・
ピー音は鳴るがスターターは全く始動しない!?
衛星電話は半分しか聞き取れない、なんとなく状況は理解できるが、衛星メールで何度もやり取りする・・・
フレーザー島での回復を思い出してもらい、回路図に従って一つ一つ点検して、接点復活スプレーでコネクターを洗浄したが、変化なし・・・
オーストラリアでスイッチパネルの補修をしたときにコネクターの弛みを疑い、パネルの裏側も点検するように指示・・・困難な作業だと思うが疑える個所はつぶしていくしかない、しかし状況は変化なく再始動できない!?
ウインドベーンで順調に走っていて、緊急事態ではないので、こんな時は時間をおいて・特に海水をエンジンルーム内に放出しているので、接点を乾燥する時間も必要だ!
西宮は深夜になってきたので、明日にContrailの3YMを検証して究明すると言って就寝した。
順調にSailing出来ているので、焦らずに探求しよう!

・29日、ハーバーに行き、Contrailの3YMの前で、Yanmar service manualとにらめっこしながら、探求する・・・
ピー音は鳴るのにスターターが全く作動しない状況は二か所・・
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エンジンの後ろ側にある「マグネットリレー(黒の円筒)」
4本の配線の1本でもコネクターが外れていると同じ状態になる!

他の一例はスターターのS配線(白)の段落
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このS配線のトラブルは散見される

フレーザー島でNAUSIKAA号のオルタネーター配線の断線があったが、Contrailの配線を調べてみた。
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Main 配線(BATT/アース)2本の他、写真の赤・青・橙の3本があり、橙は回転計が作動しない

夕方、検証結果を南大西洋上のKayoチャンに送信、10時間の時差があるので、早朝になる。
ところが、同時にKayoチャンからの「おはよう」メールが届く・・・・
「おはようございます。もうすぐ夜明けです。
いつもなら夜間にエンジンかけて充電するのですが、昨夜は冷蔵庫を切って、レーダーつけないでいたら、11.8vまで下がりましたが、もうすぐソーラーパネルが充電してくれるでしょう。この方法でいけるかなあ?」・・・・・
「今朝もう一度エンジンかけてみたらかかったー!!
 でも水が出てこない。今日も一日気まぐれヤンマーと格闘しそう。
でもとにかくかかってくれてよかった!原因はなんだったんだろう?」・・・・
「水はまたエアーがかんでるのだと見当つけてホース外したりしたらあっさり解決。エンジンも再始動オッケー!
 きっと児玉さんの思いが私のヤンマーに通じたんだと思います。ありがとうございました。」
 
早朝にエンジンをかけたらスタートしたとの元気なメールだ・・・
取り敢えず一安心、良かった・良かった!!
原因は??・・・・時間をおいての接点乾燥かな!?
再発防止のために各種コネクターの接続状態を再確認するようにお願いした。
冷却水の問題は、吸水ホースの配管状態にあると疑っている・・・!?
100%のSailingが続いている、船底では水流で負圧になり、シーコックを開けていれば、ホース内の海水を吸い出している(デンギーで帆走中に艇内の水をセルフベイラーを開けて負圧で排水した経験がある)のではと思う!?
Contrailでは海水ストレーナーを喫水まで上げて配管している。
NAUSIKAA号のストレーナーはシーコックと一体になっていて、海水ポンプの吸水口までの配管は下方になっていて、負圧になれば全て排出される、最悪はインペラハウジング内もドライになり、インペラを破損してしまう事になる。
これの改修はグレナダに行かないと出来ない!
グレナダまでガンバレ~!!
・2月1日、記念メール
おはようございます。
 もうすぐ東経27°線を超えます。ここはブリスベンから地球のちょうど反対側です。去年の6月にブリスベンを出発して7か月半。これからはオーストラリアは少しづつ近くなっていきます。
日本はもうすぐ節分。まだまだ寒いと思いますが、お体に気をつけて! 」
丁度地球を半周したとの事です!
世界一周の道のりは長いが日々前進している!
3日は節分、恵方巻の方角は南南東、日本からはNausikaaの方角だ!

・・・続く